街歩きの楽しさに気づく

12月のこと、どちらかというと田舎の街から都会へと引っ越しをした。

とにかく通勤が遠くて7ヶ月ほどであったが我ながらよく通ったものだと思う。

都内に出てくることに抵抗があったし、とても便利なこの街を今もそんなに好きではないと思う。

ただ人生のうちで何年か都心で暮らしたということが、いつの日か思い出になるのだろうと今は思っている。家族に引っ越しのことを伝えると、見にきたいと言って早々に遊びに来た。そして、引っ越してから分かったのだが移動が楽で近くになんでもある環境というのは、とても時間の短縮になるということだ。いうまでもなく真実なのだが、私はそれまで日当たりと家賃と環境には縛り付けられていたのだ。時間はいくらお金があったって買えないのだから。お金持ちもお金がなくても平等に与えられるものが時間なのだと改めて感じている。

そしてどこへ行くにもアクセスがよく何でも揃う街は、寂しさがあまりなくて何かが飽和している気がしてしまう。それは自分の歳のせいもあるのかもしれない。

あとはスーパーがないのが不便なのとやはり物価が高い。住むのも高い。なんでも高い。そして汚い。空が狭い。

それでも有り余る恩恵は否めない。街歩きが楽しい。

空が晴れているのに不思議な虹を見た。今年は良いことがあるかな。

そろそろ引き際を考えながら働こうと思っている。何にしても節目の年。いつまでもこの会社にいたい訳ではない。小さくて良いのでやりたいことをやっていかないとあっという間に人生が終わってしまう。そんなのはダメだ。主体的に自分の人生を生きることが大切なのだから。

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